庄内の恵みと風情あふれる蕎麦どころ


蕎麦きり 風土  ●鶴岡市

 

 風土で出されるお蕎麦は、玄そばを石臼で挽くところから始まる。ご主人自ら蕎麦を打って、出すまでを一人でこなす。10人前の蕎麦を作るだけで一時間半も石臼を回し続けるのだそうだ。また、食材も出来るだけ地元のものを使い、自分で作れるものは畑で栽培している。蕎麦の実の中心だけを使用しているこの店の蕎麦は、透明感があってとても美しい。蕎麦は打ってすぐ出すのではなく、5〜6時間熟成させる事でさらに旨味が引き立つと言う。芳ばしい香りがとても心地よい「石臼手挽きそばきり田舎」は、きれいに石抜き磨きをかけた玄そばと丸抜きを、ご主人の感覚で毎日少しずつ調合を変えながら粉をこしらえ蕎麦を打っている。黒くて堅いという内陸風の田舎蕎麦とは違う、とても透明感のある上品な蕎麦で、その食感はシャキッとしてコシがある 。

 
   


 

 また「粗挽き」はその名の通り粗く石臼で挽き粒状のまま手打ちにした一品。蕎麦の香りと瑞々しい口当たりが楽しめ、喉の奥をくすぐるツルッとした味わいがたまらない。ご主人曰く、「料理でも物作りでも手間がかかって当たり前の『本物』に出会う機会が少なくなっている。そんな『本物』の凄さや素晴らしさを蕎麦で感じて欲しい。」と言う。新蕎麦が美味しい季節に手間暇かけた封風土の蕎麦を味わって是非『本物』と巡り会ってみてはいかがだろう。

 
石臼手挽きそばきり田舎 700円
   

 


 

なめこそば 1,100円/石臼手挽きそばきり粗挽き 850円/ずいきそば 1,050円/そばぜんざい 600円/ごまとうふ 250円


DATA

 


蕎麦きり 風土

山形県八ツ興野土谷俣55-4
TEL 0235-22-8650
営業時間◎AM11:00頃〜
PM8:00頃(売切れ次第終了)
定休日◎月曜日(祝日の場合翌日)

 
 

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