ここ「味龍」は、遠来の客も多くその美味しさに魅了され毎日足を運ぶお客もいるほどのラーメン好きのツボをしっかりおさえた名店である。それもそのはず、かの『支那そばや』佐野実氏が自家製麺に目覚めるきっかけにもなったお店なのだ。 店内はアットホームな雰囲気で、のれんをくぐると店主岡部正己さんが笑顔で迎えてくれる。味龍のメニューはスタンダードなものばかりだが、だからこそ、一品一品のメニューが丁寧かつ贅沢につくりこまれており、化学調味料は一切使わないこだわりぬいた材料を使用していて、その味は絶品である。 独特のモチモチ感でほのかに甘い味の麺は、国産小麦を使用し主人が全て手もみで打ちその後３〜４日麺を寝かせ熟成させている。国産のものは外国産に比べ、味の質はもちろんのこと麺の熟成にも適しておりこれがモモチモチの食感を引き出しているのだ。