有限会社 木村屋 代表取締役社長/吉野 隆一さん

 

Q、鶴岡木村屋創業の経緯

私どもの初代は吉野民吉(たみきち/埼玉県出身)と申します。その初代民吉が木村屋が銀座に店舗を作って間もない頃、明治10年か15年頃かと思いますが縁がありまして銀座木村屋で古参の弟子として修行させて頂いておりました。当時は江戸時代から明治になって間もない頃で、国の方でも積極的に西洋文化を取り入れようとしていたと聞きます。その西洋文化を取り入れた新しいお菓子をという事で銀座木村屋の初代が日本で初めての「酒種あんぱん」を考案したようです。完成したあんぱんは明治天皇にも献上されご試食の栄を受け大変美味しいと喜ばれたようです。そんな事もあり銀座木村屋のあんぱんは一般の人に広く知れ渡るようになり、大人気になったようです。


 

Q、古鏡が50年間も 売れ続けている秘密

古鏡が当社の主力商品となり得た理由は二つあります。一つはネーミング。もう一つはどこも真似のできない製法と原料に対する絶対的なこだわりがあるからです。1日目に小豆を煮て砂糖で蜜漬け、2日目に2回目の火をかけ、練って型に詰め1日おきます。次の日に型から外し、乾燥させてから砂糖を付けまた乾燥ということをします。表面の約1ミリ程の薄皮の部分がカリッと硬く中を適度に柔らかくするというのが技術的にとても難しいんです。作り続けて30年40年という積み重ねや色んなデータがあるからできているようなものです。


望店で1個150程度で購入できるチョコレート/店内/マロン/チーズロール 840円
 

 

Q、本格高級チョコレートを始めた理由

東京に行くと本格的なチョコレートショップが沢山あり、いろんなお店を廻りますが鶴岡にそういう店がないのは淋しいと思い、去年から本格チョコレート作りを始め、望店で販売しています。うちのチョコレートの特徴は東京の専門店で売っている物より大体1.5倍から1.7倍位の意図的に大きめのヨーロッパサイズに作ってあります。普通は既存の型があってそれにチョコレートを注入して小振りのサイズを作るんですが、それだとあまり面白くないし美味しくありません。ボリュームたっぷりの食べ応えのあるサイズにしました。また、うちは機械作りでなく職人さんが手でごろごろと丸めたり、四角に切ったりしながら作っています。ちょっと専門的な話になりますが、チョコレートの中には本チョコ、純チョコ、準チョコとか様々あるんですが、うちのは100%クーベルチュールをテンパリングして使っています。それが特徴になります。 ですから、東京で売っている高級チョコレートの価格を知っている人からすると、こんなに本格的なのに何でこんなに安いのかと驚かれます。実際、東京の値段の半額以下じゃないでしょうか。最高の材料を使い職人が丁寧に作っていますから、本当にお買い得だと思います。鶴岡では本格高級チョコレートの歴史というのが今までなかった訳ですから、少し時間をかけながらブレークさせていきたいと思っています。



DATA

鶴岡木村屋
本店:山形県鶴岡市山王町9-25 エ0120-368222


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